研究内容
📄 研究紹介ポスター(PDF)
1. 惑星地震学・惑星環境
火星・月・氷衛星などの内部構造や大気構造を、地震・大気振動から推定する。
- InSight 探査機の地震・気圧データ解析
- 火星ペネトレータ研究
- 大気結合波・自由振動の数値シミュレーション
- NASA タイタン観測計画 Dragonfly ミッションに向けた観測戦略
2. インフラサウンドと大気音響

可聴域より低い周波数の音(インフラサウンド)で大気中の現象を捕捉する。
- 火山・爆発・再突入の衝撃波観測
- 津波の音・津波インフラサウンド
- PE 法による音波伝播シミュレーション
- 大気構造推定(温度・風プロファイル)
- 防災・騒音解析
3. 南極氷震と氷床ダイナミクス

南極で発生する氷震を利用し、氷床の運動・崩壊プロセスを調べる。
- 昭和基地周辺の氷震観測
- 機械学習による氷震自動検出
- タイプ別分類(底面摩擦・クラッキングなど)
- 気候変動・潮汐との関連
4. 流星・サンプルリターンカプセル再突入の観測
物体の大気圏突入時の衝撃波をインフラサウンドで捉え、軌道推定などに利用。
- Hayabusa2・OSIRIS-REx 大気圏再突入の衝撃波観測
- 到来時刻・振幅解析
- 軌道の三次元再構成
- 次世代ミッションの観測設計
5. 観測機器開発と教育
極限環境で動く観測機器の開発と、実習用教材の制作。
- インフラサウンドセンサー開発
- ペネトレータ・小型ロガーの設計
- 高校・大学向け観測教材
- フィールド実習の企画