【登壇】 CCBT: SOUND ATLAS vol.1 に参加します
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12月13日(土)、SOUND ATLAS vol.1 極地からの音(CCBT / 青山 / スパイラルホール) に登壇します。
本イベント「Sound Atlas #1『極地からの音』」は、 “聞こえる/聞こえない”という私たちの感覚の境界を越えて、 環境の中に潜む多様な《音のあり方》を探る企画です。
イベント冒頭のトークでは、 氷河崩落・火山噴火・遠方の気象現象などによって生じる 超低周波音(インフラサウンド) を手がかりに、 自然界には“耳では認識できない膨大な音が常に存在している”という フィールドワークと研究の視点についてお話しします。 気象やオーロラなど一見「音がない」と思われがちな現象も 豊かな音響的ふるまいを持つことなど、 日常と地球規模の環境をつなぐ話題を中心に紹介する予定です。
一方、イベント全体は、 音・環境・身体・空間をめぐる複数のテーマが交差する、 幅広く多層的なプログラムで構成されています。 作品のなかにはインフラサウンドとは異なる視点から 「音/環境/感覚」を捉えるものも多く含まれています。
そのため、私のトークはあくまで 本企画のひとつの切り口として、 “聞こえない音”を考えるための科学的背景を提供するものです。 続く鼎談では、アーティストのお二人とともに 自然界の現象を「データ」として捉える視点や、 環境の中の音の多様な表現について議論し、 来場者の皆さまとともに 「聞こえない音とは何か」をより広い文脈で探っていければと思います。
興味ある方はぜひお越しください。